冷蔵庫が壊れた!

18年前、結婚した時に買ってもらった冷蔵庫が壊れた。

最初は、冷凍庫に異常が起きた。氷ができない。凍らせたはずのものが凍っていない。

冷凍庫が壊れたくらいなら、まだ使えると思ってしばらく様子を見て、

3日ほど電源を切って霜を取ったら使えるようになったなどの情報をインターネットから得た。せっかくなのでやってみようかとも思ったが、この暑さ、そのエネルギーはなかった。そして電気屋さんに、近頃の冷蔵庫を見に行った。

18年の歳月は、やはり長く、浦島太郎気分になりながら、科学技術の進歩を感じた。

冷蔵庫にたくさん何かを張るのは風水的に良くない・・・一時期、白い色でなくなったけれど、ガラスを使えるようになって白が出せるようになり、そうなるとやはり白が人気がある・・・300リットルレベルより400リットルレベルのほうが電気代は安くなる・・・とか知らないことばかり。結婚してから、仕事が忙しかったので、マイペースで冷蔵庫と付き合ってきたのだなあとしみじみ思った。

 冷蔵庫見学をしてから、やはり18年の歳月を思わざるを得なくなり、購入を決意し、一週間後に再度電気屋へ。欲しいと思っていたものはちゃんと残っていた。

そしてそのときはまだ冷蔵庫は動いていたので一週間後に設置をお願いした。

そして翌日・・・冷蔵庫は20度から下がらない。一週間はサバイバル気分。

氷を買い、アイスクリームを買ってはドライアイスをもらいクーラーボックスに入れながら過ごした。

ちなみにテレビは西日本豪雨の被害が映される。こんなことで大変と思っては罰が当たる、もっと大変な思いをされている方がたくさんおられると思いながら、出会う人にもそう言いながら、ようやく昨日新しい冷蔵庫が到着。

新しい冷蔵庫は設置してすぐに電源が入れられることにまず驚く。業者の方いわく

「今の冷蔵庫はフロンを使っていないので、移動しても泡立たない」

知らないうちにどんどん便利になって、以前あった注意事項は不要になっている。

一方でプリミティブなところでは、多くの人は置いてけぼりという思いが出てくる。

便利ばかりを追求して、そうでなれば不平不満。科学者はそれに応えようとして頑張るけれど、どんどん馬鹿になっているのではないかと少し不安に思う。

新しい冷蔵庫に対し、珍しくまじめに取扱説明書を読みながら、付き合おうと決めている。