『おちゃめに100歳!寂聴さん』を読んで

朝のテレビで

瀬戸内寂聴さんと66歳年下の秘書瀬尾まなほさんが話すのを見た。

びっくりした。とても楽しそうで。突き抜けた感じがして。

瀬戸内寂聴さんは好き勝手な生き方をしているからと毛嫌いして

その作品を読んだことがなかった。

でもテレビを見て二人の関係に心動かされ、

まずは瀬尾まなほさんの『おちゃめに100歳!寂聴さん』を買って読んだ。

 

「春の革命」って何?っていうのもあったけれど

元気になる本で、いろいろ考えさせられる本だった。

章ごとで書きたいと思うことはあるが、

全体を通して思ったことは、私はやはり親の影響を強く受けているということ。

母が嫌いと言えば、いつの間にか自分も嫌いだと思って、近づかないようにしていた。

高校時代、太宰治を愛読していたのに、

大学生になって変な倫理観が出てきて遠ざかったことを思い出した。

見ないのに、知らないのに批判してはいけないと思うようになって、

出来る限り、自分の眼で確かめようとしている。

批判して、勝手に決めつけるには私はまだ何も知らなさすぎる。

そんな思いをさらに強く思わせた一冊だった。

 

章ごとはまた今度書きます。