もくれんとこぶし
朝の散歩で出会う82歳の女性に
モクレンが咲き始めましたよ
と声をかけると
コブシではないか
と言われた
コブシがモクレン科であることは知ってはいたし、
自分が見ているものはモクレンだとも確信はしていたが
こんなにきっぱりと言い放たれるのも何か意味があると思って調べたところ
私が思っていたのはハクモクレンで
ハクモクレンは中国原産で、
花弁は9枚、花弁は厚く太く、チューリップのように上を向いて咲く
コブシの花弁は6枚、花弁は薄く細く、開き切って咲く
ハクモクレンよりも可憐な印象
いずれも恐竜時代から咲いていた花
その後、コブシの花を見かけた
阪神大震災の後、このあたりにたくさん植えられたとのこと
ほっそりと、でも凛として咲くコブシの花の方が
戦争をその目で見て、大震災を体験し
背中は曲がって1人では遠くまではいけないけれど
好奇心旺盛のその友人にはよく似合う思った