高齢運転者マーク(枯れ葉マーク?)

83歳になる父は車の運転免許を手放そうとしない。

生活ができなくなるというのが彼の言い分で、更新の際の認知症のテストはいつも高得点で監督者に感心されると自慢する。

そんな会話が何度となくされて、いつの間にか自動ブレーキがかかる最新の車に買い替えていた。

頑固な父だが、そこまで考えて行動し、誰かを傷つけることはないであろうと私たちは父の運転を認めざるを得なくなった。

 

先日実家に帰った時の父から聞いた話

2か月ほど前から高齢運転者マークを外すようにしてから運転が楽になったというのだ。

高齢運転者マークをつけているときはあおり運転を頻繁にされて、とても怖かったが、

外したらそれがなくなったから運転しやすくなったというのだ。

私は、高齢運転者マークというのは、「高齢者が運転しているから気をつけて」という理由でつけるのかと思っていたが、実際はそうではなかったらしい。

高齢者のドライバーにあおり運転をすることによって高齢者の免許の返却を促そうというのか。

人間の質が下がったと両親が嘆くが、それを否定しがたい話に何とも言えない気持ちになった。